かずひさ

四柱推命(しちゅうすいめい)とは?

四柱推命は陰陽五行説を基本とした東洋の占術です。

誕生日から引き出した情報=命式を自分自身の分身と見立てて、それを基に机上でシミュレーションを行うことにより、未来を予測することが出来ます。

それは単なる統計学ではななく、宇宙の摂理に迫る合理的な理論に裏付けられた、神秘的かつ科学的な技術であるといえます。

「四柱推命」という言葉の意味

「四柱推命」という言葉にはどういった意味があるのでしょうか。

まず「四柱」とは時間を構成する「年」「月」「日」「時」の四つのファクターを指します。

「推命」とは「運命を推し量る」という意味です。

つまり、「四柱推命」という言葉には、「年」「月」「日」「時」の四つのファクターを読み解き、運命を推し量るという意味があります。

運命とは

運命とは、人が生まれてから死ぬまでのあいだ、宇宙、自然、他者との関わりの中で起こる現象を一貫して貫く法則です。

人類が現れてから今まで、翻弄され続けてきた目に見えないエネルギーです。

その巨大なエネルギーの前には、人はなすすべもありません。

四柱推命では運と命には明確な区別があり、「命」は生まれ持った先天性を指し、「運」は時間ごとに推移する後天性を指します。

イメージとしては、命と運、二つのエネルギーが衝突することで、動きが生まれます。

それが運命です。

昔から「運命は神のみぞ知る」といわれました。

しかし人はなんとかして己の運命を知りたいと思うようになりました。

誕生日から運命を知る事が出来るのはなぜか?

誕生日から、その人の運命を知るという発想の有用性は、次のような視点から説明がつきます。

人の人生の時間的な開始点は母親の胎内から離れた瞬間で、その瞬間を捉えた情報として、誕生日はすべての人が一様に持っている情報です。

同様の情報を持つ他者と関わる人間社会において、自分と他者を比較するとき、あるいは多数の中で、自分がおかれる立場を考えるとき、誕生日同士の比較から展開されるバーチャルなシミュレーションは、現実世界の関係性と通じるではないかと考えることが出来ます。

つまり、誕生日自体に神秘的な力があるかどうかの議論は別として、すべての人が個として宇宙と関わり始めた瞬間を捉えた情報である誕生日を必ず持っています。

誕生日はまさにその人の分身であるといえます。

当人の分身である誕生日どうしをテーブル上で比較する事によって、その人が社会においてどういった位置におかれるか、どういった人生を歩むかなどを推測したり、時間の経過によってもたらされる変化や、外部からの影響を俯瞰的して未来を予測する事が出来るのです。

その合理性はもはや運命学という学問

こうして考察を進めれば進めるほど、誕生日を用いて運命を知るという探求には合理的な論理が内在しており、呪術的な占いを超えた学問であるといえます。

それが運命学です。

四柱推命はまさしくこの運命学に属します。

誕生日を用いた占術として、現在使われている主なものには、日本を含む東アジア地域では四柱推命をはじめ、紫微斗数、宿曜占星術、九星気学、算命学、七政四余、納音などがあり、それ以外の地域では、ホロスコープ(西洋占星術)、インド占星術、カバラ数秘術などが有名です。

これらの多くは占星術として、生まれた瞬間の星の位置を用いるのが主流で、占星術では時間ごとに推移する星の位置を見て吉凶を判断します。

対して四柱推命では星の概念を用いず、東アジア地域で主に用いられる時間概念である干支暦を用います。

星も干支も時間を可視化したものである点で同じ

四柱推命では星を用いないため、占星術とは異なる体系として語られる事もありますが、果たしてそうなのでしょうか?

そもそも星の位置とはどういった意味をもつのでしょうか?

星は一定の法則で、天球上を運行します。

例えば太陽が天球上のどの位置にあるかを見る事で、現在の時刻を知ることができます。

月の満ち欠けにより、一ヶ月の時間を計ることができます。

このように、星の位置というものは時間を可視化するにあたって、非常に有用なものであり、人は時間を可視化する為の選択肢として黄道上を一定の周期で移動する星を採用しました。

時計もカレンダーもない時代、農耕社会においては、星は田植えの時期や借り入れの時期を知る上で最も重要な手がかりでした。

農民たちは夜な夜な空を見上げる事で、次の日の農作業のプランを練りました。

そのうちに、夜空の星を見るまでもなく、季節と日を知る手がかりとして、暦(こよみ)が発明されました。

天体観測を行わずとも、手元のグラフを参照すれば、より正確に田植えや借り入れの時期を判断する事ができるツールとして、暦は、農作業をより効率的なものへと押し上げました。

また暦を発行する王の権威をより強固なものにする役割も果たしたことでしょう。

中国の農民暦は最も長く伝わる暦であり、この農民暦こそが、四柱推命において使われる干支暦なのです。

しかし暦により、農作業が効率化されたとはいえ、人が星を見上げる行為をやめる事はありませんでした。

テレビもインターネットもない時代、人はより文化的な思考の発現として星の動きと人の運命とを結びつけて考えるようになり、単なる天体観測を超えて、形而上学的な試みとして、占星術が生まれました。

中国の占星術で、四柱推命、紫微斗数、宿曜占星術などのルーツとなったのが、七政四余という占星術です。

四柱推命は七政四余から派生した占術

四柱推命のルーツに関しては諸説ありますが、ここでは七政四余から派生したという説に則ります。

七政四余は、古代中国で成立した占星術で、七政として太陽、水星、金星、月、火星、木星、土星の七星、四余として架空の四惑星を中心に占います。

七政四余で占う際の判断材料となるのが命盤です。

命盤作成の手順の一番初めに、干支暦を参照し、「年」「月」「日」「時」の四つの干支を紙に書き出します。

この四つの干支が書き出された部分こそ、四柱推命で使われる命式と同一のものなのです。

そしてそこから、各星を配置してゆくわけですが、この四つの干支をもとに描き出された命盤上の星座のうち、ある部分は紫微斗数の元となり、ある部分は宿曜占星術の元となりました。

以上を読んでもらえればわかる通り、四柱推命もその他の占星術も、同じ七政四余という占術に組み込まれていたものであり、同じように干支暦を基盤として成り立っているのであれば、別物として捉えるのは時期尚早であるといえます。

四柱推命は最もダイレクトでシンプルな占星術

紫微斗数、宿曜占星術のように、現実の星の動きを干支暦という時間概念に変換し、さらにそこから観念上の星座を紙面上に配置するという二段階の変換工程はやや複雑です。

対して、四柱推命は干支暦をダイレクトに活用する点で、よりシンプルなものであるといえます。

そのことが四柱推命の優位性を確証するものではありませんが、命式作成のスピードは四柱推命が圧倒的に早い事は確かです。

四柱推命はあらゆる占術と互換性がある

また運命学の本質は如何にして自己の運命を知るかという、人類の永遠のテーマを扱う事でありますが、四柱推命の性能は他のあらゆる占術を凌駕します。

その主な理由としては、四柱推命は他の占術との互換性が豊富な面で、非常に柔軟な占術であることです。

七政四余の話の通り、四柱推命の命式は全ての占術の基本となる部分ですから、その気になれば、四柱推命で判断しきれない部分の判断を紫微斗数に委ねる事も出来ますし、さらに風水や姓名判断などの理論と結びつけるといったアプローチも出来ます。

四柱推命を自由自在に操る事ができれば、四柱推命だけで全ての占いを完結する事ができます。

数ある運命学の中で、四柱推命が最もポピュラーな占術であることが納得できます。

四柱推命はまさに占術の王様といえるでしょう。

ただし、四柱推命はシンプルであるがゆえに奥深く、またあらゆる流派や占術家ごとの主張が存在し、同じ質問であっても、占術家により全く違う答えが導き出される事が茶飯事です。

数多くの流派からより合理的な部分をピックアップする

日本の四柱推命の立役者となった阿部泰山(あべたいざん)という人は、時代によって、全く異なる四柱推命を行っていたといいます。

阿部泰山の展開した泰山派という流派は主に初期~中期ごろの弟子たちによる流派で、私の目から見れば、泰山派の四柱推命は本当の四柱推命とはいえません。

泰山派的な四柱推命は九星気学に近く、判断においてお茶を濁した文章を並べて言い包める感があります。

本来の四柱推命は吉か凶かを鋭く断ずる所に魅力があり、それとは程遠いものであるといえます。

対して後期の阿部泰山は百発百中だったとのウワサがあります。

後期の阿部泰山の四柱推命が実際にどのようなものであったかは未確認ですが、四柱推命は研究すればするほど、精度を増してゆく占術ですので、その話は嘘ではないと思います。

四柱推命で的中率を上げ、占術として有用なものにしてゆく手がかりは、すべての流派を見渡し、より合理的な理論をピックアップしていくというところにある気がします。

四柱推命には多くの流派があり、そこで使われる理論もさまざまにあります。

幸いにも現代は過去のあらゆる資料を参照でき、あるいは中国や台湾の高名な占術家の日本語訳を簡単に手に取ることができます。

私はそれらのあらゆる理論を俯瞰して捉え、自然界の摂理に寄り添って、より自然と調和した合理的な理論を採用し、命式の個性をありのままに見つめるようにしています。

実際、四柱推命を研究していると、ある瞬間、脳内に閃光が走り、悟る事があります。

そうした悟りが何度も起こって、段々と的中率が上がってゆきます。

このサイトでは、四柱推命の基礎を紹介していく中で、あらゆる流派、理論の中で、最も合理的なものを採用します。

また出来る限り、落第した他の理論と比較して、採用した理由を説明しながら、紹介してゆきたいと思います。

四柱推命の教科書

完全独習可能なテキストとして、続きは絶賛執筆中です。

四柱推命の必須本

かずひさ

かずひさ

宗教家。 代々神主の家系に生まれ、とある神社の神主として神に仕えている。 また、高野山真言宗にて得度した行者でもある。 10代の頃から霊聴を聴くようになる。 2016年、自己流でのチャクラ修行に失敗し、その報いとしてバセドウ病を患い、発見された時は末期で死の寸前だった。 何がダメだったのかを自分なりに反省し、気を取り直して修行を再開。 2016年11月、止観瞑想の末、身体の浮遊を体感、赤い曼荼羅を見る。 2017年4月大日如来の教えに導かれて悟りを開き、「空」の意味を理解する。 それは単に「無」の意味ではない事がわかった。 また、私が開いた悟りは仏の悟りのほんの第一段階に過ぎない事も理解している。