皆さんのところに、最近Google Mapに関する営業電話はありませんでしたか?
オーナー様はいらっしゃいますか?
無料でさせて戴きます。
こういった電話です。
私の場合は神社で神主さんをしているのですが、先日、「Google Mapに神社ストリートビューを表示させて、参拝者アップしませんか?」という営業電話が2回ほどありました。
1回目は担当に取り次いだのですが、2回目は即切りしました。
怪しいと思いつつも、「Googl」eという名前と「○○神社さんもやってますよ?」など、有名なキーワードが登場する為、聞き入ってしまう魔力を持っています。
結論を言えば、「Google Mapのストリートビュー写真の営業電話」は半分詐欺です。
ただし、法律には触れないので、犯罪ではありませんが、契約すると損をします。
最初は「無料」と煽っていても、実際にはカメラマンの撮影費用で7万円~請求されるようです。
Google Mapの店内ストリートビューは誰でも自分で投稿できる
現場の写真ギャラリーはGoogle Map上に投稿すれば、誰でも投稿できるのは知っていました。
ただ、ストリートビューに関してはグーグルカーのイメージがありましたので、「認可された業者でないと投稿できないかも」とも一瞬思ったのですが…
調べてみると、店内ストリートビューなら自分でサクッと投稿できます。
普通にGoogle Map上にコマンドがあります。
だとするならば、業者に7万円~8万円の料金を払ってGoogle Mapに載せるというのは、非常にもったいないです。
Google Map上に投稿するのは誰でもスマホで出来るので、その料金はカメラマンの撮影費用ということでしょうか?
したがって、こちらがもし「詐欺だ!」と訴えても、「これはカメラマンの撮影料金です」という逃げ口上が可能です。
神社やお寺の被害が多い
身近に騙されそうな経営者がいるなら、教えてあげましょう。
筆者の場合、電話で近隣の神社(村の小さい神社)の名前を出されたので、被害にあっているということです。
特にお寺や神社の被害が多いようです。
有名な寺社のマップを見るとストリートビューがバッチリ表示されるので、見た事がある人はコロっと騙されてしまうのでしょう。
【例】京都の有名神社の場合
以下にご紹介する京都で有名な3箇所の神社はストリートビューでバーチャル参拝が出来ます。
ストリートビューの投稿者をよく見ると、一般人であることがわかります。
Google Map自体がソーシャルネットワークになっていて、そこに上げられている情報はGoogleが自社で収集した情報だけではなく、不特定多数のユーザーによる情報提供によって成り立っているのです。
「時代祭」で有名な京都の平安神宮です。
投稿者は一般人です。
「祇園祭」で有名な八坂神社。
ここでも投稿者は一般人です。
中にはGoogleが撮影したものもあります。
「葵祭」で有名な上賀茂神社ではストリートビューの投稿者がGoogleになっています。
ただ、一般の人もストリートビューをアップしており、必ずしもGoogleのオフィシャルなストリートビューが必須ではないことがわかります。
電話営業は99.999%は闇業者
これに尽きます。
イマドキ電話営業なんて、老人や主婦などの情報弱者を狙った悪どい商売です。
無知な人から、大金を巻き上げようという腹が見え見えなので、相手にする必要はありません。
電話営業は対応するだけ、時間もお金も無駄にするので、「速攻で切る」のが最も適切な対応です。