現在の日本において、一般的に命名の際は画数を用いて吉凶を判断します。
例えば13画は吉、14画は凶など、画数によって吉凶が定められています。
さらに、同じ吉数でも、11画はリーダー気質、13画は頭がいいなど、細かい象意も付加されています。
こうした吉凶と象意は1画~80画まで定められており、81画からはまた1画に戻ります。
以降、循環します。
81画で元に戻るのは、9×9=81にちなんだものです。
世界各国で9という数字が絶対的な神の数字とされている事に由来します。
命名を学ぶ際は、先ず画数の吉凶と象意を覚えます。
全て覚える必要はありませんが、プロならば実用的な範囲として、1画~40画ぐらいまでは暗記するのは必須です。
一般的に、姓名判断が使われるのは自分の名前の吉凶を占う時と、赤ちゃんの命名の時です。
特に赤ちゃんの命名の際には、親心としてはとてもシビアになるものです。
そもそも「名前をつける」というのは感覚的なセンスにゆだねられます。
何もないところに新しいものを生み出すのですから、クリエイティブな作業です。
さらに、自分が考えた名前が吉か凶かの判断までしなければならないのですから、針の穴に糸を通すような作業になります。
名前を思いつく直感と、その名前が吉か凶かの理論とが複雑に絡み合う、職人芸のようなものです。
姓名判断は命名に迷った際の指針になる
しかし、逆に言えば、いくつも候補名を思いついた場合、姓名判断は優秀な判断材料にもなり得ます。
「たろう」という名前と、「たけし」という名前で迷った際、姓名判断により、吉名を命名することができます。
また、同じ「たろう」でも、「太郎」が良いか、「太朗」が良いか、漢字の当て方も悩みどころですが、そのような場合も、姓名判断で良い画数の方を命名することで解決できます。
このようにして、命名に吉数を用いることで、子供が良い人生を歩めるようにしてあげよう!というのが、姓名判断を命名に使う際のコンセプトです。
姓名判断はややこしいのがネック
こうした、姓名判断の領域はとにかく「ややこしい」のがネックです。
今でこそ、書店へ行けば姓名判断の本は簡単に手に入りますし、ネット上の無料アプリも沢山あります。
興味があれば誰でもサクッとネットを検索して、方法を勉強し、自分で実践することも出来ます。
それでも、思いついた名前と吉凶を照らし合わせる作業は骨が折れますし、本やブログを見ても「わかるようでわからない」という気色が付きまといます。
そうしたややこしさから、十分な情報がある現代でも、命名をプロに相談する事は多いです。
神社に相談するという動きも根強く残っています。
命名を神社やお寺に相談するのが良い理由
姓名判断を売りにしている占い師は多くいます。
が、人の一生を決める命名においては、とにかくナーバスになり、占い師に対する不信などを抱く人も多いでしょう。
「本当にこの人でいいのか?」という不信です。
そういう不信を払拭する最後の砦として神社やお寺があります。
筆者も神社の神主をしているのですが、実際に一定数の需要があります。
神社の神主さんやお寺のお坊さんの中には、そうした需要に答えて、本業である神事や法要の勉強とは別に、姓名判断の勉強をされている方も多くいます。
もちろん、神主さんやお坊さんも人である事は違いないのですが、やはり、普段から神仏に近いところで暮らしているという点で、徳を積んでいます。
実際に、神主さんやお坊さんは、裕福では無くても、幸福な人は多いです。
特に、大きな神社仏閣のいわゆるサラリーマン神主やサラリーマン坊主よりも、小さくてものんびりやっていける神社仏閣の神主さん・お坊さんは幸福指数が高かったりします。
対して、占い師の先生は、なんだかんだ言っても、その先生自体が開運していなかったりします。
占い師って幸薄そうな人が多いですよね?
その差はやはり、普段から徳を積めているかどうかです。
神主さんやお坊さんに命名を相談すれば徳を分けてもらう事ができる
幸福指数の高い神主さんやお坊さんに命名を相談すれば、その徳を分けてもらう事ができます。
それは画数の吉凶や象意を越えたレベルで、良いめぐりをもたらしてくれるでしょう。
名前の吉凶は画数だけではありませんから。
最終的には神様が命名している
名前というものは、人が付けたものであっても、最終的には神様のお導きで付けられたものであると立ち返るなら、誰がつけてもそれは天地の神の采配によるものです。
以下は、よく命名の相談を受け付けるという知り合いの神職さんが言っていたことです。
命名を引き受けて思うことは、私のところへ来る前に名前はほぼ決まっており、私が判断する余地は殆ど無い事が多く、名前とは生まれる前からすでに神様から与えられているのではないかと感じる事があります。
実際に名前とは誰がつけたものであっても、神様が人の手足を借りて付けしめた名前だということです。
人が前世の業を受け継いで生まれてくるとしたなら、人に付けられた名前は付けられるべくして付けられた名前だということです。
つまり、親が占い師や神社に良い名前を付けてもらった運命そのものが、神様によってあらかじめ決められていた運命なのだということです。
名前には神様からのメッセージが含まれているのです。
だとするなら、神社・お寺で命名してもらったほうが良い
もちろん、命名の占い師でも素晴らしい先生は多くいます。
なかやまうんすい、樹門幸宰といった占い師は筆者もリスペクトしています。
それを踏まえたうえで、ここまでは神社・お寺で命名して欲しいという人のために、神社・お寺で命名してもらった方が、人の運と気の観点から合理的であるというお話をしました。
次に命名で有名な神社とお寺をご紹介いたします。
命名で有名な神社・お寺
北海道
浦幌神社(うらほろじんじゃ)
宮城県
秋保神社
福島県
福島稲荷神社
http://www.fukushima-inari.com/information/1150.html
栃木県
大前神社
https://ameblo.jp/oosakijinja/entry-12254196303.html
神明宮
長野県
深志神社
http://www.fukashi-tenjin.or.jp/news/2012/05/post-128.html
東京都
神田明神
https://www.kandamyoujin.or.jp/sanpai/detail/?id=7
静岡県
静岡浅間神社
http://www.shizuokasengen.net/newpage12.htm
五社神社・諏訪神社
http://gosyajinjya-suwajinjya.or.jp/sp/maternity.php
小國神社
http://www.okunijinja.or.jp/prayer/
京都府
武信稲荷神社
https://takenobuinari.jp/name/
清明神社
建勲神社
http://kenkun-jinja.org/prayer.html
大阪府
大津神社
http://otsujinja.com/gogyo/meimei.html
住吉大社
http://www.sumiyoshitaisha.net/worship/info.html
岸和田天神宮
http://www.kishiwadatenjingu.jp/visit
安倍王子神社・安倍清明神社
道明寺天満宮
http://www.domyojitenmangu.com
兵庫県
湊川神社
http://www.minatogawajinja.or.jp/worship/life.html
和歌山県
竈山神社
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%88%E5%B1%B1%E7%A5%9E%E7%A4%BE